液晶プロジェクターが苦手とされている黒浮きですが、VW-10HTにおいても気になる所です。ここでは多少の出費で行った、黒浮きの対処方法を紹介したいと思います。
この方法は、実際に投影される画をいじるのでは無く、周りの余分な部分をマスクしてあげることにより、スクリーンから目に入る情報を多くするのが目的です。黒浮き自体の改善にはなりませんが、効果はなかなかのものです。
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黒浮きは気になるが大した予算は出せない。さて、どうしてくれよう。 |
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最初に行った対策は、スクリーン周辺を黒幕で覆ってしまい、画面に締まりを出す事から入りました。
幕に使用した生地は、ユザワヤのカーテン生地売り場で見つけたカーテン裏生地の黒です。1m\450で10mを買ってみました。光を吸収してくれるわけではありませんが、良い生地はお高いので無視です。
生地は薄かったので、ミシン縫いも楽でした(縫う長さが半端では無いので本当は大変)。
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縫いあがった所から、設置しながら出来を確かめていきます。まず隠したかったスクリーンケースを天井下から壁を隠すようにしました。それまでは、ケースをつや消しブラックで塗ってしまおうとも考えましたが、こちらの方法の方が見栄えが上なので個人的に満足げです。
次に取り付けたのが、スクリーンの両脇に開くスペースを埋めるためのカーテンですが、4:3視聴時のマスクとしても使えるようにしました。スクリーンケースにカーテンレールを、店で手に入る一番強力な両面テープで固定して、ぶら下げています。
右の画像が、視聴時の状態になります。明かりを落として投射すると、画面が引き締まります。
格好だけでもシアターぽくなって、本人はご満悦です。
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16:9 での視聴時
4:3 での視聴時
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次に、サイドにある床から天井まである本棚などを隠すためのカーテンを設置しました。
ここを対策することで、照り返しをかなり押さえることができました。
右側の画像では、テレビにも布が被さっていますが、これもそれなりに効果があります。テレビに映りこむスクリーンの画は、それなりに明るいものですから。
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スクリーン上部以外は、カーテン式にしている為に未使用時にはスッキリとさせることができます。
なんだかんだ言っても、最近はサイドのカーテンを閉じている時間のほうがおおいですね。めんどくさいのと、散らかっているのが隠せるのが主な理由です。
スクリーンの後ろは作業場になっています。スクリーンを上げておかないと不便なのは言うまでもありませんね。
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最後まで悩んだのがスクリーン下部のカーテン取り付けでした。ダブルクリップのハンドル部分をスクリーン下のポールの溝に引っ掛けています(結構良い具合に設置できました)。
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カーテンの次に試したのがNDフィルターの装着です。NDフィルターを装着するリングを一点豪華シアターの冬間さんに製作して頂き、取り付けをしました。レンズ部にぴったりとはまり、かなりいい感じですね。
ND2で、自分好みの明るさになります。取り付け当初は、ちょっと暗いかな?と感じましたが、時間がたつにつれいい感じになってきました。黒浮きには、有効な手段ではないでしょうか。
ND4も用意してありますが、実際の視聴にはまだ使ったことがありません。
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