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タイトルは制作中ナリ...

  ねこらのねどこ ガンプラ道  最終更新日 2001.7.3  

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制作日記 〜完成予定日は未定〜 .

 2001年4月某日。いつ買ったかも忘れてしまったPG-GUNDAMを押入れから取り出した。いつも作ろうと思いながら買ってきてしまうガンプラ。作ったとしてもランナーから切り離し、ちょっと処理をした程度で組んでいってしまう(もちろん未塗装である)ような、おざなりな状態だった。やっても中途半端なスミ入れぐらいなもので、愛着もほとんど湧かない彼らの行く末は、「ホコリかぶって汚いし場所も無いから捨てるかぁ〜」ってサヨナラしてました。勿体無い話です。
 そんな状態を打破するのと経験値を積むために取り出したのが先に述べたPG-GUNDAMなのでした。



 一通りの道具類は数年前に揃えておいたので、とりあえずは刃こぼれが酷かったプラスチック用のニッパーと、スジ彫り用にハセガワのケガキノコ、その他小物を追加で購入。ケガキノコは、細いラインを深く彫りこむことが出来て便利です 。

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 早速、取り説の初めから作業開始。最初は頭から作っていく。頭は購入後にやる気がまだあったようで、内部のフレームが仮組みしてあった(でも、そこまでで飽きたご様子...)。
 頭部フレームと外装パーツを磨き、仮組みをする。さすがPGで、この状態でも見栄えがよろしい。この時点で、塗装無しでも良いかなぁ〜と既に挫折の兆しが見え初めている。自分の飽きっぽさに負けじと、内部フレームを、あらかじめ用意しておいたモデルガン用の「BLUE STEEL」\2,800で試しに塗装してみる。高い割にはこんなもんか〜って質感。乾燥後に磨き艶出しをする。磨きにくい形状をしているので途中で終了。その後、スミ入れついでに濃淡を入れてみると、なかなかよろしくなったみたい。まぁ、頑張ってもそれほど良く見える場所でも無いので良しとする。内部フレーム以外は最終的にエアブラシにて塗装したいので保留とし、次の腕に向かう。(この時点では、まだエアブラシを持っていませんので。)
 

 腕のパーツを切り出し、パーティングラインを消しながら仮組みをしていく。右腕のこの作業だけで挫折気味になるが、このHPの日記に書いてしまっているのと、会社の人に話してしまっているので、ここで挫折した場合に何て言われるか考えたくないので、このまま進むことにする。仮組み終了後、いったんばらして塗装に入る。この腕のフレームのパーツ数も結構な数なので、スプレーがけするにも時間がかかる。このスプレー一本で、このプラモ一体分もつのだろうか?と考えながら塗装していく。塗装時は、ベランダにて行っているため、風が吹くとほとんどパーツにかからず無駄になってしまう。この辺が改善したいところなんだけど、部屋でスプレー類での塗装はしたく無い。WAVEの塗装ブースの購入も考えておいた方が良いかもしれない。

 腕部分の制作で一番面倒なのが手の部分。指のパーツは既に組み立てられており、一見親切そうだがパーティングラインがかなり目立つ。その為、ペーパーがけを施さなければならないが、作業中に良く間接が外れてしまう。しかも結構時間を使ってしまいそうなので、ここでは時間短縮のために、ミニルーターを使ってラインを大まかに消し、仕上げに1500番あたりのペーパーで磨く。これでも時間がかかってしまったが、それなりの仕上がりになったのでOKとする。

 で、一応完成したのが隣の画像。妥協点は多いが、自分にしては頑張ったので合格とする。(かなりあまい採点)、ちなみに下の画像は手が左用の物を仮に取り付けてあります。

 ここまで作ってしまうと、早いところ部分的にでもフィニッシュまでもって行きたくなる。あとでまとめて塗装した方がバランスが取れると思うけど、ずっと同じ作業を続けていると飽きてきてしまう自分の為に、早いところエアブラシとコンプレッサーを買ってあげたい今日この頃なのである。恐らく、買ったら買ったでまた違う理由を言い始める事だろう。







 腕の次は足の制作に移る。ここでは腕のフレーム組み立ての時の経験を生かす事にする。

 1.使用するパーツを一気に切り出す。
 2.ちゃんと処理する部分と無視する部分を考える。
 3.ひたすら頑張る。(これは変えようが無い?)


 以上の3点を憂慮し、作業を開始。まず、パーツの切り出しを先に終わらせてしまう事にしたわけだが、似通ったパーツも多いので取り説に載っている順に切り出して並べていった。今回は、左右同時進行である。言ってみれば、ただのめんどくさがり屋さんなのです。が、逆に効率が下がる可能性も否定出来ない。何故なら、一向に減っていかない未処理のパーツを眺めながらの作業が続くわけであり、自分がいかにめげないで行けるかに左右してしまう。

 尚、今現在は個々のパーツをペーパー等で処理している段階ではあるが、以前から用意しようと考えていたコンプレッサーを導入。結局選んだのはグンゼのL10。安くて静かというのが売りのようだが、試運転をしてみるとそれなりにうるさい。深夜には使えないぐらい。ケチったむくいかな?

 1、L10本体(エアーレギュレーターII付属)
 2、プロコンBOY WA
 3、タミヤ スパーファインエアーブラシ
 4、クリーナーボトル

 5、エアホース

 以上5点セットで合計\57,000位。
 エアブラシは2本あるので、多少は作業の効率が上がると期待。
 但し、スタンドが1つしか無いため後日用意。




 ようやく完成した足の内部フレーム。(2001.5.3)
 
上記の作業簡素化を実行し、以外に早く両足分が出来上がった。パーツを一気に切り出したのは今回は上手くいったが、途中で向きの指定があるパーツでは、説明書のイラストが重要になった。結局、ゲート跡の処理は左右別々に行い、右足が完成した跡で左足の作業に入った。右足の完成品を眺めながら、処理する部分を限定出来た為、左足の作業は意外とサクサク終了。

 右足の塗装中に「BLUE STEEL」が切れてしまった為、二本目に突入してしまったのは誤算だった。現在、合計で\6,000をこのフレームの塗装に使ってしまったことになる。2本目で残りのフレームが塗装できれば良いが、少し不安な要素になってしまった。次に組むプラモは、このスプレーを使用しないようにしたい。質感と色は面白いが、出費がかさむのはつらすぎる。近場では手に入らないのも不自由だし。

 ここまでで手足のフレームが揃ったので、そろそろ外装の方に移りたい。





 室内で塗装をする為に、換気扇を導入。(2001.5.4)

 塗装ブースとして売られている製品は数種類あるが、ほとんどものが1万以上する。コンプレッサーやその他の小道具類などで,既に散財してしまっているので、出来れば安くすませたいのが本心。

 そこで模型雑誌等でよく見る、換気扇を使ったものを試してみることにした。早速
近場の店で一番安物(\3,000)を選び、買ってみた。性能はよく分からないが安いにこしたことは無い。取り付け方法は二の次だった為、部屋を見渡しながら使えそうな材料を探すと、以前テレビの上のスペースを利用するのに使っていたボードが、邪魔臭く立てかけられていたので、ベースはこれにする。

 このボードを窓枠にはめようとした場合、長さが足りない為に上部を補う木材を取り付けて誤魔化す。下側にも窓のサンにはまるように木材を追加。これで襖を外したり、取り付けたりする要領で使用することが出来るようになった。右の画像でも分かるように、上部が開いてしまっているが、空気の取り入れ口として丁度良いのでこのままでいく。外側には木箱を製作して囲ってあり、必要ならダンボール類を使用して外部への配慮が出来るようにしてある。使用するときには前後に市販のフィルターをかぶせておけば大丈夫だろう。

 これだけでは実際の使用にはつらいので、使用時には新聞紙等で出来る範囲を覆っておくことにする。後は、吸気効率を上げる為にフードを作って被せればいい感じになることだろう。


 おまけの効能として、パソコンの前ででタバコを吸っていても、全て換気されて行くので便利です。




 いよいよ塗装を開始。(2001.5.5〜6)

 手足から下地のグレーを塗装し、エアブラシのコツをつかみながら作業を進めて行くことにした。今回は、MAX塗りなる塗装法を採用した為、模型店で売っている「ベース・グレーMAX」という塗料を使用している。これはMAX塗り専用の下地塗料で、最初からエアブラシで使用する最適な濃度に調整されている製品で、そのままの状態ですぐに塗装ができるすぐれもの。
 エアブラシに慣れつつも、それなりの時間を要する作業になった。下地を2日間もかけて塗装を終了し、これで腕と足と頭が最終の塗装待ち状態となった。早速、足の大き目のパーツを試しに塗装してみると、MAX塗りの難しさを感じてしまった。これを全部やるのか?と、テーブルに転がっているパーツを眺めて「普通に塗ってれば良かったかな〜」とブツブツ...

 そして、2つ目を塗り終えた時、何か違和感を感じた。「こんなんだったかな?」と、MAX塗りの解説を読んでみると、どうやら青みが入ったホワイトとピュアホワイトで重ね塗りしているらしい。自分は、思いっきりピュアホワイト1色で塗装していた為、グラデーションが弱かったのと、色の変化が少なく見た目で単調な質感になってしまっていた。「これじゃ悲しいなぁ〜」ってことで、塗料の追加購入に走り調合した。
 失敗したパーツはシンナーにて洗浄して初期化をし、再度下地塗装をへて後送りとなった。先に塗装パーツの少ない頭から塗ってしまおうと考えた為と、早く形になったものが見たかったからです。
 調合したガンダムホワイトを使用し、再度MAX塗りをしていくこと数時間、ようやく終わった。エアブラシを洗浄し、次のピュアホワイトを軽く上に吹いて終了。2色目は、それほど神経質にやらなくても大丈夫そうです。
 頭は小さ目のパーツのみなので、意外と楽なのかもしれませんね。足のパーツは大きめのものが多いので、大変そう。








 腕の塗装が終了。(2001.5.9)

 頭に続き、腕のパーツの塗装が終了しました。画像で見ると意外に均一に見えてしまっていますが、下手なMAX塗りもどきになっています。パーツは分割されている構造なので、フレームに取り付けた時に妙な感じになってしまいます。分割ラインにグラデがかっている為です。しかも、ホワイトの発色に
ズレが生じてます。でもこれ以上は手を入れないで行きます。手を入れるほど汚くなってしまいそうなのと、疲れたのが主な理由ですね。
 頭の1部をシンナーで洗うこと3回目にして、ようやく納得できる仕上がりになりました。が、最後に洗った時にパテ埋めしてある部分が溶けてラインが少し出てしまったようです。でも、もういいです。きりがなさそうなので足の塗装に入ります。
 パーツが既にごちゃまぜ状態なので、足のパーツは腕のパーツと勘違いして8パーツ分塗装が終わってました。嬉しいやら管理がちゃんとされてないやらでパーツが紛失していないか心配になってしまいますね。





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